2002〜2005/6の配信分

‥‥……━★では、旧システムとしては最後のメルマガをお届けします。‥……━★

こんにちは(^o^)丿                             (6/21)

梅雨入り後、あまり雨が降っていない今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?しかし、気象庁によると梅雨前線自体は活発らしく、いずれ、前線が北上してくると、やはり梅雨らしくなるのでしょう(~_~;)

そうなると、あのジメジメした嫌な時期が到来してしまいますね(>_<)
しかし、カビやダニにとっては嬉しい環境と言わざるを得ません。

できるだけ繁殖させないように気をつけましょう。

そこで、今回は、梅雨の時期のふとんの管理について書きます。

○日干し

この時期は、なかなか難しくなりますが、この時期でも晴れた日はあるものです。しかし、前日まで雨が降っていたような日は、地面から湿気が上がって来ていますので、布団干しには向きません。

二日くらい雨が降っていない日、このチャンスを逃がさないようにしましょう!

ダニは、温度が25〜28度、湿度が75〜85%になると繁殖に最適の条件がそろい、大発生する可能性があります。

「ですから、晴れるまで布団干しはお預け。。。」なーんて言っていたら、良くありません。

布団乾燥機を利用してこまめに乾燥させましょう。
お持ちでない方は、購入を強くお勧めします。
以前と違って、かなり安価(3〜4千円から)で販売されています。
ホームセンターなんかに行ってみて下さい。

○敷きふとんの裏側

ご存知のように、人は一晩にコップ一杯ほどの寝汗をかきます。
この寝汗+梅雨時期の高湿度(>_<)
これを、ほったらかしにすると・・・・(ーー;)
大変な事になります。

万年床なんかにしていたら、
敷きふとんの裏側(敷きふとんと床や畳が接している面)にカビが大発生!
という事になるのは容易に想像できますね。

毎日、ふとんの上げ下ろしをされている方でも、日干しの回数が足りていないと、この時期に関しては、五十歩百歩かもしれません。

日干しできない時は、やはりふとん乾燥機で乾燥させてください。

そこで注意して頂きたい事が、私たちが寝る面だけではなく、
前述の通り、敷きふとんの裏側もお忘れなく!ということです。

○1番大事なこと

ふとんの日常管理について1番重要な事は、『いつも、乾燥した状態にしておく!』ということです。

少ない時間でも良いですから、こまめにチャンスを逃さずにやりましょう!

そうすることによって、ふとん内部のダニやカビの抑制も出来ますし、布団が『これ以上、湿気は吸えないようー(T_T)』と飽和状態になっていると寝汗を吸い取る事ができず、風邪をひきやすくなります。

また、体に寝汗が残ると、ダニ、ハウスダストとくっ付き、皮膚を刺激し、アトピーの方には最悪です。

ですから、この時期には、特に意識してふとんを乾燥させることを考えてください。

こういう人もいます。「うちの布団は、中わたが、水分を吸収発散してくれる機能を持った高いヤツなので、軽く風を通すくらいで大丈夫。」なんてね。

でも、大間違いです。
多少、そのような機能があっても、全然不十分なのです。

結局、書いたことは、 ふとんを乾燥させて下さい!という事だけでした(^^ゞ
たかが布団干し、されど布団干しなのです。

今回は、このへんで(^o^)丿

追伸

雨も酷くなければ、それなりの楽しみ方がありますね。
悪いことばかりではありませんので、明るく行きましょう!

あっ、そうそう・・・
今年のアレルギー講演会のレポートを書き終えました。
simpo2005.htm





                                                戻る
こんにちは(^o^)丿                    (4/24)
ゴールデンウィーク間近!
きっと楽しい計画があるのでしょうね(^_-)

我が家のカレンダーの数字は、連休中も赤い数字ではなく、黒い数字で印刷してあります(^^ゞ

冗談はこれくらいにして・・・

もしかして帰省される計画がございましたら、ご実家のお布団は、日干しとその後の掃除機がけをお願いしておいて下さいね。

帰省アレルギーの話が、毎年連休明けに聞こえてきます。

今の内にお願いしておいた方が良いようです。
ご実家の方も、前日に布団を干そうと思ったら、雨で干せなかった(>_<)
なーんて話はよく聞きます(T_T)

そうなったら悲惨です(T_T)

また、数日間でも家を空けられる時は、新聞配達店に、配達しないように連絡しておくことも大事ですね。新聞が溜まっていたら、「留守してまーす。」って、空き巣さんに教えているようなものですからね(^.^)

出来れば、部屋の掃除をしてお出掛けになるといいですよ。
散らかったままでは、数日間でも、いろいろな物に埃が付いてしまいお帰りになって掃除される時に、埃が部屋中に蔓延してしまいます。

もちろん、布団も干して収納しておいて下さい。
カビの原因になります。

まあ、しかし、遊びに行くのも大変だあー(>_<)
これだけの事をしなくてはならないし・・・

でも、楽しいゴールデンウィークを過ごす為には、体調は崩せませんからね(^_^;)

ところで、先日ラジオに出まして・・・
http://www.suzaki-futon.com/radio.htm

また、今年のアレルギー講演会のレポートも一部アップしております。
http://suzaki-futon.com/simpo2005.htm

では、このへんで(^o^)丿



こんにちは(^o^)丿            12/18
今年も残すところ2週間足らずになってしまいましたね。

でも、全国的に暖冬傾向らしく、師走の実感がない毎日です(^^ゞ
しかし、寒くなるのは、むしろ今から!

そこで、今回は、より暖かくおやすみ頂けるように裏わざ?をご教授しましょう。

《その1》 掛け布団の上に毛布を掛ける。

これは、ご存知の方も多いでしょう。
ですが、なにも毛布でなければいけないということではありませんよ。

アレルギーが心配な方の中には、毛布を避けられている方もいらっしゃいますよね。

毛布でなくても、シーツやタオルケットを掛けても同じような効果があるんですよ。要するに、掛け布団に出来た保温層のぬくもりが抜けないように、蓋をするという理屈なのです。

ですから、極端に言えば、新聞紙を掛け布団の上に掛けても同じような効果があります。

布団や毛布の埃が気になる方は、洗濯された清潔なシーツを掛けられると良いですよ。

《その2》 身長が高くて足元が寒い方へ

背が高い方は、掛け布団から足が出たり、出そうな感じですと、やはりあったまりませんよね。もちろん、超ロングサイズをオーダーされるのがベストなのですが、応急処置としては、こんな方法もあります。

掛け布団の上から毛布やシーツを足元に掛けます。そして、足元を包むように、敷き布団の下まで回します。これで、足元もポッカポカ!(足元が冷え性の方にも有効です。)

身体全体もあったまり快眠できます。

《その3》 より、あったまる為には、敷き布団が重要です。

寒いからと言って、掛け布団を何枚も重ねられる方がいらっしゃいます。
それよりも、敷き布団を点検(重視)された方が良いですよ。

まず、せんべい布団では、あったまりません。
応急処置としては、敷き布団を二枚重ねにすると良いです。

出来るだけ敷き布団部分を厚くすると保温力が上がります。
掛け布団を重ねるより効果的です。

《まとめ》 自分の力で温まるのが健康的です。

寒がりだからと言って、電気毛布などに頼るのはお勧めできません。
そもそも人間は、自分で温まる機能を持っています。
布団の保温力をUPさせることを工夫して、自分の力で自然な形で温まることを考えた方が健康的です。

電気毛布などで強制的に温めるのは、身体の本来の機能を阻害し、ひ弱な身体になってしまいます。


今回は、ここまで。
あったかい布団でおやすみ下さい。
あ〜、極楽極楽(^^ゞ


こんにちは(^o^)                      8/8
毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
今年の夏は、本格的に暑いですね。

ところで、もうすぐお盆休み!
もう、すでに帰省ラッシュが始まりつつあるとニュースで報じていました。
ふるさとへは帰省されますか?

そこで、心配なのが、帰省時のアレルギーです。

ご実家は、久しぶりに返ってくるということで大張り切りでしょう。

お部屋を片付け、ご馳走を用意し、時には、家電製品まで買い替えたりして、万全の
体制で待って下さっています。
ありがたいことですね。

そして、押入れの客布団を天日干して気持ち良くやすめるように気を使って頂いている
ことでしょう。

しかし、この客布団は、ダニが心配な状況になっていることは言うまでもありません。
高温多湿な梅雨を押入れで過ごした布団は、大変な状態なのです。

日干しの後に掃除機を掛けて頂いていると、ダニのフンや死骸、そしてカビ菌などが、
ある程度排除されますので最悪な状態は避けられるのですが・・・

なかなか、そこまでされている方は少ないようです。

帰省すると、必ず喘息の発作が出るという話もよく聞きます。
残念なことです。。。

せっかく楽しいお盆休みを一緒に楽しもうと、精一杯気を使って頂いたのですから、
誰が悪いという事はないですよね。

では、このような作業をどうやって事前にお願いしておくかですが、実際には、お願い
できませんよね(^_^;)

「ふとんを干して掃除機をかけて置いて下さい。」なんて、言えないでしょう。
それがネックのようです(^^ゞ

出来るだけ角が立たないお願いの仕方としては、ご主人のご実家にお願いする
場合はご主人から、奥様のご実家にお願いする場合は奥様からお願いするという
方法しかないでしょうね。

もちろん、喘息の状況をきちんと説明した上で・・・

そして忘れてはいけないのがお薬関係!
帰省中に発作が起きても病院はお盆休みでしょうからね。

また、逆に、帰省を受け入れる側としては、予期せぬ発作で、せっかくの楽しいひと時を
損なわないように、次のようなことをやって下さいね。

1.ふとんを天日干して乾燥させる。
2.片面20秒くらいかけて両面に掃除機をかけておく。
3.カバーシーツは、洗濯しておく。
4.タオルケットや肌掛けなど洗えるものは洗っておく。
5.枕も洗えるものは洗っておく。
  (洗えない枕は、天日干しで乾燥後掃除機がけ)
6.寝室になる部屋は、十分に換気をし、拭き掃除を中心に掃除しておく。
  (日頃使わないお部屋を寝室にされる場合は、特に、数日前から
   十分に換気をしておく。)

以上、これくらいやって頂ければいいでしょう。
大変でしょうが、私からもお願いします。

では、いいお盆休みを!






こんにちは(^o^)                          7/19
もうすっかり夏本番ですね、いかがお過ごしですか?

今年の梅雨は、あったようななかったような感じで、ジメジメしたものではありませんでしたね。

新潟や福井の方には、お見舞い申し上げます。

ジメジメした梅雨がなかった分、ダニやカビの増殖は少なかったと思われます。(実際は、どうだったのかデータはありませんが・・・)

しかし、日本の夏のように高温多湿の夏は、やはり、ダニが好きな環境ですので油断大敵ですね。

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      ■  梅雨明け時の布団の管理 ■

ジメジメした梅雨ではなかったとは言え、晴れの天気が続く今の時期は、押入れの乾燥が大事です。

お客さん用の布団、冬用の布団など、日頃押入れに入れっぱなしの布団類は、全部出して、日干して下さい。

同時に、押入れの中に乾いた風を通し乾燥させてください。

この作業をこの時期やるとやらないとでは、秋からのダニのアレルギーの発症に大きくかかわります。

布団にとって1番の薬は、日干です。
1に日干し、2に日干し・・・なのです。

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      ■  布団の丸洗いとダニ ■

以下の内容は、お客様と私のメールのやり取りです。
ご参考になるかもしれませんので、良かったら読んで下さい。

> ところで、教えていただきたいのですが、
> 知人が「ふとん丸洗いしてもダニのふんや死骸は落ちないと聞いた
> ことがある」と言います。
 
そんなことはありません。
 
> そんなことはないと思うのですが、そのことを立証する資料がありません。
 
私は、これらを分析データ化する力は持ちませんので、これに関しては、デュポン社のレポートや専門に研究している企業の資料、テレビ(NHK)特集番組、アレルギーシンポジウムでの専門医のお話、インターネット上の信頼できるサイトからの情報、そして、私の布団屋としての考えを総合的に整理して、皆さんに自信を持ってお話している事です。
 
> よければ、丸洗い前後のダニ除去率をグラフにしたものをメールで返信
> してくれませんか?
 
これをグラフ化したものは持ち合わせていません。
(申し訳ない)
油脂分、大腸菌、塩分の洗濯実験の数字などは、デュポン社でも提供していますが、丸洗い前後のダニ除去率をグラフ化したものは、私も見たことがありません。
 
これは、数値化することが極めて困難なものだと思われます。
(丸洗い後のダニの除去率についてのグラフは、あると思いますが・・・)
ダニアレルゲン(パウダー状になったフンや死骸)の除去率を正確に、グラフ化することは、出来ないのかもしれません。

しかし、ダニアレルゲン(パウダー状になった死骸や糞)が水に溶けることは、実証されていて異論を唱える情報は聞いた事がありません。
 
もっとも、生きているダニを撲滅する事は水洗いでもできず、ダニをゼロにする事は不可能と言われています。
 
しかし、生きているダニそのものはアレルギーを引き起こす原因にはならず、その、死骸や糞が、アレルゲンになることはご存知のとおりです。
 
ですから、布団干し等で乾燥(湿度が 60% 以下、 50 ℃ 以上の高温)させる事によって、ダニの増殖を防ぎ、そのダニのパウダー状になった死骸を含む埃、糞を水洗いによって溶かすという対処法がベストです。
 
ダニは、生きていれば糞がアレルゲンになるし、死んでからは死骸がアレルゲンになります。こういうことから、生かさず殺さずというのが良いという事を言われます。
 
ちょっと気持ち悪いですが、ダニをゼロにする事は不可能のようです。
逆に言えば、無菌状態で人間が暮らす事は非現実的とも言えますね。
 
「生かさず殺さず」というのは、布団を乾燥させる事によってダニは仮死状態になり、糞もしないし、死骸にもならないということです。
 
そして、それ以外に布団内部に残っているダニの糞や埃と一緒になった死骸は、定期的に水で洗う事によって溶かして流すというわけです。
 
アレルギーを引き起こさない為に1番現実的な考えだと確信します。
 
『何やら洗ってもこのダニの死骸や糞などが残っているために・・・』ということですが、完全に残さず排除する事は不可能でしょうが、定期的に洗う事により、かなり排除できるようです。
 
そして、そうする事によりアレルギーを引き起こす確立を低くするという目的について、かなりの有効な手段である事は間違いないと言って良いでしょう。
 



こんにちは(^o^)                               ( 5 / 23 )
もうすっかり初夏という感じですが、その前に、あの憂鬱な梅雨がやって来ますね。
いかがお過ごしですか?

学校の運動会も盛大に開催される時期ですが、去る16日(日曜日)私が主催する運動会は、雨天中止になってしまいました。

ですが、たまたま、その日に福岡県久留米市で「アレルギーセミナー」が、開かれると聞いていた私は、急遽、出席することにしました。

 すると、内容が非常にわかりやすく素晴らしい内容だったので、早速サイトにレポートをアップ致しました。

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      ■  アレルギーセミナーのレポート  ■

http://www.suzaki-futon.com/2004simpo.htm

ハウスダストや食物アレルギーの話がメインです。
是非、読んでみて下さい。

できるだけ分かりやすく書いたつもりです。

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      ■  食生活におけるお勧めの考え方 ■

☆自給自足
 可能な環境にある人は、理想ですね。

☆地産地消 
 地産地消とは、「その土地で生産したものをその土地で消費する」という意味です。

☆身土不二
 「食べ物にも、その食べ物が生産された土地の空気、気候環境、風土が宿っていて、
 人間の体にも、生まれ育った土地の空気、気候環境、風土が宿っているので、食べ物に
 宿っている風土と人体に宿っている風土が一致すればするほど体によい」という考え方
 です。

 これらの3つの言葉は、どれも、できるだけ近くで生産されたものを食べよう!
身体には、それが1番!という意味です。

住んでいる町で生産されているものが1番良いのですが、少なくても同じ県内で生産され
たもの、日本国内で生産されたものを頂くようにすることが、私たちの身体に合っていると思います。

わざわざ、風土が違う外国の食物を、防腐剤付きで食するのは、やはり問題ありと言わざるを得ませんね。



こんにちは(^o^)丿                               (4/12)
もうすっかり春本番ですが、いかがお過ごしですか?

花粉の飛散も落ち着いてきましたが、ゴールデンウィークが終わるくらいまでは安心でき
ませんね。

ところで、「そろそろ、冬用の布団を仕舞いたいのですが、どのように保管すればいいで
すか?」とのご質問が多くなっています。

そこで、そんな時のポイント!

@日干しして完全に乾燥させてから収納する

 →花粉が気になる方は、掃除機がけをして保管する。

 (補足)仕舞う前ということに限らず、花粉が着くのを嫌って、この時期、
     日干しをされない方がいらっしゃいますが、日干しは寝具にとって
     欠かせないものです。

     日干しした後、マスクなどをして、部屋に取り込む前に花粉を、
     掃き落とし、部屋に入れてからは、掃除機の排気口を窓の外に
     向けて、片面30秒くらいかけて掃除機をかけてください。

     それでも、花粉は完全に取り除くことはできないかもしれません
     が、日干ししないことによって増殖するダニとカビのリスクを考え
     ると、やはり、日干しされることをお勧めします。

     ましてや、布団の寿命も延びますよ(^^ゞ

・・・おっと、横道にそれてしまいました。話を元に戻しましょう。

A押入れに仕舞う際には、すのこを敷いてその上に収納する。
 →押入れの壁には、くっ付けない。

 (補足)すのこは、ホームセンターで数百円で売っています。安くなりましたね(^^ゞ

    そうそう、押入れの壁にくっ付けないと言っても、そんなに広い押入
    れじゃないから、どうしてもくっ付いてしまう・・・とおっしゃる方もいら
    っしゃるでしょう。

    そんな時は、布団と壁の間にカバーなどの布をかけ、壁と布で覆わ
    れた布団の間に、ストッキングの使い古しに新聞紙を詰めて、数本
    挟むようにすると、壁との間に少しの隙間ができます。

    そして、この新聞紙が湿気を吸ってくれるので、一石二鳥です。
    (この新聞紙は、時々交換してください)

B梅雨明けの布団干しと押入れの乾燥
 →梅雨の間は、どうしても押入れの中に湿気が溜まっています。
  この湿気を取り去ることが、布団内部のダニ増殖を防ぐ為には欠かせません。

  そこで、梅雨が明けたら、必ず押入れから全部布団を出して、天日干をして下さい。
 同時に、押入れの中も風を通して乾かして下さい。

 (補足)天気が良いからといっても、前日雨が降っていたら、布団干しには
     向きません。数日お天気が続き、空気が乾燥している時に布団干を
     して下さい。

     こういう作業は、ひと仕事ですよね。ですから、どうせするなら、空気
     が乾燥している時にしましょう。

====☆これだけやれば、秋口から、気持ちよく布団が使えます。

 なかなか、完璧にやることは難しいとは思いますが、ポイントとして心がけて欲しい
のは、布団を常に乾燥状態で保管しておくということです。
 これに尽きますね(^o^)

 そうそう、布団をビニールに入れて保管される方は、(あまりお勧めはできませんが)、
本当に完全に乾かしてから収納して下さい。

 羽毛布団ケースのようにある程度通気性があるものですといいのですが、完全に
通気性が無いビニールに入れてしまいますと、布団内部に残っている湿気が全く抜け
ない状態になってしまいます。

 あまり考えすぎると頭が痛くなりますから、以上のことを頭の片隅に入れて
頂く程度で頑張ってみてくださいね(^^ゞ





立春を過ぎて、いよいよ花粉が飛び始める季節となりました。          ( 2 / 6 )
花粉症の方には憂鬱な季節がやって来ましたね(T_T)

今回は、花粉症の方への話なのですが、(あなたが、花粉症でなければ、友達に話して下さいね。)こんな人いませんか?

本格的に花粉が飛び始める前に病院へ行った方がいいという事は、常識ですよね。

『でもやっぱり改善されなかった・・・。』なーんて人!
もしかして、もっと良い病院は?って、探しまわっていませんか?

しかし、これは得策ではないかもしれませんよ。

ご存知のようにアレルギーって言うのは十人十色なのです。

病院の先生方も、はじめて来た患者さんには、一般的な予防策しか出来ないそうです。

ところが、毎年診ている患者さんについては、その人に的確な予防治療が出来る為、効果が大なのだそうです。

そういう意味では、去年行かれた病院にもう一回行ってみて下さい。
そして、『去年は、・・・な感じで効果がありませんでした。』と具体的に話してみることも手ですよ。

病院には、ちゃんとカルテが残っていますから、それを参考に、今年は、的確な予防治療をして下さると思います。

とにかく、かかりつけのお医者様を持つことが1番のようです。
常連の患者さんについては、かなり効果的な予防治療が出来るそうです。

お早めに!




あっという間に、1月も中旬!                  ( 1 / 13 )
如何お過ごしですか?

風邪なんか惹いていませんか?
今年の冬?は、暖かいと言っても、寒さはこれからが本番です!

羽毛ふとんをご愛用の方も多いと思います。

でも、アレルギー症状がある方にとって、羽毛ふとんは大敵だということは、だいぶん知られて来ておりますが、意外にご存じない方も多いようです。

綿ふとん等は、日干してパンパンするとホコリが出ますが、羽毛ふとんは、ほとんどホコリなんか出ているようには見えないので、アレルギーに向いているんじゃないかと勘違いされているのでしょう。

羽毛は、ダニの大好物!
羽毛ふとんの中のダニアレルゲン(ダニのフンや死骸が乾燥してパウダー状になった物)が、側生地から出ているのです。

「うちの羽毛ふとんにはダニなんか居ないよ。痒くもないし、噛まれたこともないよ。」とおっしゃる方も居ます。
でも、ご存知のようにアレルギーを誘発するダニは、人を噛むダニとは違いますからね。

http://www.suzaki-futon.com/hyohidani.htm

特に、今では安い羽毛ふとんがかなり普及しております。
1万円!くらいの・・・

私のサイトにメール下さる方からも、「お医者さんから、羽毛ふとんをやめてみたら・・・と言われました。」という内容のモノが、かなり多いです。

とにかく、羽毛ふとんはアレルギー症状がある方には良くありませんよ。

又、よくあるのが羽毛羊毛セットの布団。
かなり、ヒットした商品ですよね。

しかし、羊毛布団も、ダニ、ハウスダストが問題なのはもちろん、特に、アトピーの方には良くありません。(他のウール製品も同じです。)

というのは、羊毛繊維って、とがっているからです。
それが皮膚を刺激してしまうのです。

私は、低価格だけをアピールして、売って来た寝具業界にも、今のようにアレルギーの方を必要以上に増やした原因があるのでは?と思うほどです。

(そんな業者さんは責任を感じて下さい!)

とにかく、布団だけがアレルギーの原因ではありませんが、良くないと分かっているものを使うことはないですよね。

そういう意味で、もしご存じなかったらマズイので今回のメルマガに書いて見ました。

こちら(福岡)は、今朝から雪がちらついています。
昨日までの暖かさとは打って変わって、急に冷え込んでいます。

この寒さが、東のほうへ移って行くようです。
どうぞ皆さん、風邪なんか惹かないようにご自愛下さいね。


こんにちは!                  ( 7 /20 )
梅雨明けも秒読み段階に入っておりますが、いかがお過ごしですか?
西日本地方では、梅雨末期特有の豪雨で、被害も出ているようです。
なにも、そこまで降らなくても・・・(+_+)

しかし、長いジメジメ生活もあと少しで終わるかと思うとホッとします。

にっくきカビ達が、はびこらないようにと除湿機が大活躍でした。
水が溜まるたまる!ビックリするほど!
これだけの水が空気中にあったのかと思うと信じられない気分になります。

もちろん、除湿機で室内のジメジメが完全に取り除けるはずもありませんよね。

そこで、頼りなのは、やっぱり梅雨明けのお天道様!
この自然の有難いお恵みを活用しない手はありませんよね。

私が子供の頃は、家中の畳を全て外に出して干し、畳の下に敷いてある板も全部干し、床下の乾燥や消毒をするのが梅雨明けの年中行事でした。

完全に1日仕事!
そうそう、畳が干し上がるまでの間、畳の下に敷いていた去年の新聞を読むのも楽しかったです。
たかが1年前の話題ですが、タイムスリップしたようで面白かったのを覚えています。

ところで、この新聞紙、なぜ敷いていたか知っていますか?
新しい紙を敷いたんではもったいないから?
いえいえ、そうではありません。

新聞紙に印刷してあるインクがポイントで、ある意味、防虫効果というか
抗菌効果のような役目をしていたのだそうです。

今でも、新聞紙を濡らした後、絞って窓ガラス拭きをするとピカピカになるという裏技もありますよね。

「仕上げに濡らしていない新聞紙で二度拭きすると完璧」(妻談)

また、妻の実家では、こういう事にも新聞紙を使っていたそうです。
よく、お茶がらを畳などにまいてからほうきで掃くと埃が立たずに良いと言われますよね。

ところが、部屋中にまくほどお茶がらは無いのが普通ですよね。
という事で、バケツの水に新聞紙を入れて、それを絞った後、手でちぎってまいたそうです。

昔の話かと思って、インターネットで調べてみると、今でも新聞紙の活用法として、いっぱい紹介されていました。
なぜ新聞紙のインクが効果があるのか?ってことを昔の人は知っていたのでしょうかね。スゴイですね!

そうこうしている内に畳や板が乾き、パンパンした後、元通りに敷き詰めると『これが気持ちいい〜!』何ともいい気持ちだったのを覚えています。

しかし、今は昔の話です。
今では、この年中行事も途絶えてしまいました。

『そんな暇はなくなりました。』というのは言い訳なのかな?と最近思います。

昔も両親は忙しかったように思います。
今の私が怠けているだけなのでしょうか?

実際、畳を干す場所も今ではなくなり、そんな事をしたら近所迷惑になるということもあるでしょう。(やっぱり無理か・・・(+_+))

しかし、今は今なりに梅雨明けの掃除は必ずやらなければ!と思っています。

そこで、インターネットで梅雨明けの掃除の参考になればと調べてみると、たくさんのサイトがありました。
今の住宅事情でも工夫すれば結構できるものですね。

とにかく、梅雨時期にはびこったカビは、梅雨明けの天気を利用して取り除いておかないとダニも含めて困った事になるので、一緒に頑張って掃除しましょう!

PS.カビを直接掃除機で吸い取る事だけはしないで下さい!
   排気口からカビの胞子をまき散らす事になります。
   固く絞った雑巾(もしくは空拭き)でカビを取り除いてから掃除機を
   かけましょう。
   もちろん、窓を全部開放し風通しを良くしてからやって下さいね。



                ( 6/15 )
こんにちは。
如何お過ごしですか?

6月も中旬に入り、日本国中ほぼ梅雨に入りましたね。
いよいよ、鬱陶しい季節になりました。

気分的にもそうなんですが、気になる【ダニ】も増殖する嫌な季節です。

そこで、今回は、ダニの生態を中心に整理しておきましょう。

○ダニ
人体に害を及ぼすダニの代表は、刺されるとかゆくなるツメダニ、ぜんそくやアトピー、アレルギ−性鼻炎などの原因になるコナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニです。

フケや食べ物のかす、カビなどを食べ、どこの家にもじゅうたんや畳、布団にたくさんいます。

温度が25〜28度、湿度が75〜85%になると繁殖に最適の条件がそろい、大発生する可能性があります。そう、まさに、梅雨時期です!

ですから、何と言っても退治のポイントは掃除と乾燥です。

布団の場合、梅雨時の乾燥「日干し」は難しくなりますが、この時期でも晴れた日はあるものです。

このチャンスを逃がさないようにしましょう!

布団も日干しなどで乾燥させ、掃除機がけでダニアレルゲンを吸い取っていると、日干しをしないジメジメの布団に比べて、この時期でも、かなりダニの増殖を抑えられます。

但し、ここで気をつけることは、昨日まで雨が降っていて、今日、すごくいい天気なので、布団を干す・・・ということは厳禁です。
地面からの湿気を布団が吸ってしまい逆効果です。

2日以上、晴れ間が続いた日に干しましょう!
梅雨の間でも、結構あるものです。

天日干しが出来ない環境にお住まいの方も多いでしょうが、布団乾燥機を使って、乾燥させてください。

こういう人もいます。「うちの布団は、中わたが、水分を吸収発散してくれる機能を持った高いヤツなので、軽く風を通すくらいで大丈夫。」なんてね。

でも、大間違いです。
多少、そのような機能があっても、全然不十分なのです。

○梅雨あけ

梅雨が明けても、日本の夏は高温多湿!
ですから、ダニも8月くらいまでは増え続けます。

せっかく、しとしと、ジメジメ、の梅雨が明けたら、大掃除をやって下さい。これが、かなり重要です。

昔の人は、毎年必ずやっていましたよね。
現代社会において、住宅環境や忙しさで、なかなか難しいのですが、全くやれないという事は、ないはずです。
頑張って、大掃除!プチ掃除でもいいからやりましょう!

きちんとやれば、ダニの増殖もある程度抑えられますし、喘息などの人にとっては、秋からの症状の対策にもなるはずです。


◆ヒョウヒダニの生態◆
名称     ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ
体長     0.2〜0.3ミリ
寿命     60〜90日
産卵     成虫で1日1〜2個
繁殖シーズン 年中(とくに6〜8月)
好きな場所  暗い所(畳、布団、じゅうたん)
エサ     あかやフケ、ちり、食べ物くず
繁殖温度   25〜30度
繁殖湿度   60〜85%
苦手な環境  50度以上の高温、乾燥、明るい所


こんにちは。                  ( 5/16 )
如何お過ごしですか?

暖かいから暑い!という季節になりつつありますね。
本格的に暑くなる前に、栄養を十分取ってバテないように準備したいものです。

ところで、栄養といえば毎日の食事!
(当たり前の話ですが・・・)

でも、食物アレルギーがある方にとっては、神経質になるところです。

そういう意味で、ちょっと、御紹介したいアドバイス記事がありましたので・・・

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     ◆◇◆ 除去食をしていれば、アトピーは治るの?◆◇◆
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アトピー性皮膚炎治療のためのたくさんの情報があるふれるなか、除去食療法がかなり広まっています。

アレルギー反応を引き起こす、特定の食べ物を制限するこの方法は、現代のお母さんたちにすんなり受け入れられたようです。

農薬や添加物が大量に使用され、その安全性が議論されている昨今、疑わしきものは食べさせたくないというのも、親心でしょう。

しかし、食べ物ばかりが、アトピー性皮膚炎を引き起こす原因とは限りません。

ダニ・カビなどのお部屋の環境も影響します。また、現代はストレスの多い時代です。そのストレスがアトピー発症の引き金になることもあるのです。

成長期の子供に、必要以上に激しい除去食を強制するのは、脳や体の発達を妨げることにもなりかねません。

また除去食療法を徹底しても、部屋がダニやホコリだらけだったら、アトピーを治すことにつながらないかも知れません。

除去食療法は、確かに有効なアレルギー対策といえます。しかし、お医者さんに相談しないで、お母さんの自己判断で行うのは、あまりお勧めできません。

除去食だけで治そうというのは危険です。お医者さんが除去食が有効と判断したうえで、きちんとした指導を受け、無理のない除去食を行って下さい。

除去食も、総合的な治療のひとつだと考えて下さい。

(財団法人 日本アレルギー協会 「かゆいのかゆいの飛んでいけ〜」
 上田 宏 先生監修の資料から)




やっと春めいて来ましたね。                ( 3 / 31 )
桜前線も順調に北上しているようです。

お花見のご計画はありますか?
1年間で2週間くらいしか咲いていない桜!
日頃のストレスを忘れる為にも、良いお天気の下で心の洗濯といきたいものです。

さて、アトピーと食べ物の関係についてご紹介したい記事がありましたので、書き写しま
した。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
アトピー性皮膚炎と食べ物の関係には誤解が?

子供がアトピー性皮膚炎と言われると、「食べ物が原因でないか」と心配する親御さんが
多いようですが、これには少々誤解があります。

食物アレルギーが原因の人はわずか数パーセント。とても少ない数なのです。

アレルギー体質かどうかを調べる為に、血液をとって、「IgE値」を調べる検査があります。
「IgE値」とは免疫物質の一種、アレルギーを起こす物質が体の中に入って来ると、それを
攻撃する為の武器となる抗体で、これが高いとアレルギー体質の可能性が高いと判断
します。

アトピー性皮膚炎の子供に、たまごや牛乳など、アレルギーの起こりやすい食べ物に対
してこの検査を行うと、「IgE値」が高く出る場合は確かによくあります。

しかし、この値が高くても、症状が出ない子供はたくさんいるのです。
また、たいていの子供は乳児期に「IgE値」が高くても3〜4歳を過ぎると下がってきます。

このような理由から、安易な食事制限は禁物です。栄養のバランスが崩れ、子供が
成長不良になったり、食べる食品の種類が少なくなり、同じ物を多く食べる事で、
かえって食物アレルギーを増やしてしまう危険性がありますので、くれぐれも自己判断
はやめ、お医者さんに相談しましょう。

財団法人 日本アレルギー協会の小冊子より



お元気ですか?                  ( 2 / 8 )
少しずつ暖かくなっていますね。
そろそろ、花粉が気になる季節となりました。。。

暖かくなるのは嬉しいのですが、花粉は、迷惑な物です。
もう、予防策は済まされましたか?

自分なりに予防策をお持ちの方は、忘れずに、また、面倒くさがらずに早く済ませて
下さい。

さて、今回は「ふとん」について、よく頂くご質問にお答えします。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

Q1.ふとんを干した後、叩いた方が良いのでしょうか?
 A.強くたたき過ぎると生地を傷めたり、中綿が傷んだりしますので、
   軽く叩いて、掃除機で、ホコリを吸い取って下さい。
   特に、これからのシーズンは、花粉が付着しておりますので、
   必ず、表裏の各30秒くらいは掃除機をかけて下さい。

Q2.ふとん圧縮袋は使ってもいいでしょうか?
 A.圧縮袋から出して3〜4時間は日干して下さい。
   ふとんによっては、完全に回復しない物もあります。
   ともかく、ふとんを使われる数日前には、圧縮袋から出して、
   お天気が良い日を逃がさず日干してあげることが必要です。

Q3.万年床になりがちなのですが・・・
 A.万年床にしていると、ふとんの湿気が乾燥されず、カビの原因
   になりますし、ダニにとっては最高の環境になります。
   考えただけでもゾーっとしますね。

Q4.マンションなので、ふとんの日干しが出来ないのですが・・・
 A.日に干すことが1番ですが、ふとん乾燥機を上手に使って下さい。
   湿気は、取り除けますし、ダニを死滅させてくれる機能が付いて
   いるものもあります。
   しかし、ご存知のように死滅したダニもアレルゲンになります
   ので、必ず掃除機がけはこまめにやって下さい。

Q5.今では、安くしてふとんが売ってありますが、どうなんでしょう?
 A.ふとんは見た目だけでは品質が分かりにくい物です。
   判断基準は素材と加工方法です。
   低品質の素材を使用していたり、表示内容と違う内容だったり、
   ふとんの側生地の密度が粗すぎて、中綿が飛び出して来るような
   ことも可能性があります。



お元気ですか?                 ( 1 / 31 )
風邪など惹いていませんか?
インフルエンザも大流行していますね。
学級閉鎖、いや、学年閉鎖、いやいや、学校閉鎖も多いとか・・・

今年の冬は、例年に比べても、決して暖冬ではありませんよね。
こんな事を言っている間に1月も後わずか!
早いですねエー。

ところで、そろそろ気になって来るのが「花粉」ですね。
このアレルギーがある方は、たいへん!
いやな季節がやって来ます。

早めに、ご自分なりに合う予防策をしましょう!
「毎年、早めに病院に行っとかなくちゃ!と思いながらついつい遅くなって、またまた、悲惨な状況になってしまう。」とおっしゃる方は多いようです。

さて、今年も「アレルギーシンポジウム」が開催されます。
以下に、詳しいことを書きますが、今年も、私、参加します。
もし、「こんなことを聞いて来て!」というリクエストがありましたら、info@suzaki-futon.com まで、お寄せ下さい。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
第9回アレルギー週間記念シンポジウム
               主催 アレルギー協会九州支部
テーマ1「アレルギーとはどんな病気?」
テーマ2「今年のスギ・ヒノキ花粉症」

―内科、小児科、皮膚科、耳鼻科からーに分けてのお話があります。

□福岡市開催
 日時:2月9日(日曜日)13:00〜16:30
 会場:天神ビル本館11号会議室

□北九州市開催
 日時:2月23日(日曜日)13:00〜16:30
 会場:北九州総合保健福祉センター アシスト21

※北部九州から遠い方は、私が、あなたに代わって質問してきます



お正月も、あっという間に終わってしまった感じですね。         ( 1 / 13 )
もう、お正月気分から脱出できましたか?

さて今回は「入浴」と「よその家でアレルギー症状を起こさないために」についてです。
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   「入浴」
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 アレルギーの方には、アトピー性皮膚炎や湿疹の人がたくさんいます。
そんな場合、たくさんフケが発生し、ダニの食糧が豊かになる原因となります。
 また、入浴しないで、アカだらけの生活も、ダニがたくさん増える条件を備えることになりますし、皮膚の刺激が増加します。ですから、できるだけ毎日入浴していましょう。
 石けんを使いすぎると、皮膚を刺激し、皮脂を取りすぎて皮膚を傷めることがあります。
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   「よその家でアレルギー症状を起こさないために」
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 自分の家は、十分環境整備されてダニ抗原が少なく、アレルギー症状が起きないのに、よその家に行き、外泊すると症状が出てしまう場合があります。そのようなことを予防する為にはどんな方法が良いでしょうか?
1)客用ふとん
 長い間押入れにしまっておいた客用ふとんは、ダニの巣になっています。
2)日本旅館(和室)より、ホテルのベットの方が安心です。
3)清潔にしてあるふとんを、よく陽に干して、叩いて電気掃除機で吸い取る作業を、1週間 
 くらい前から行ってもらいます。
4)動物を室内で飼っている家は、ダニが多いと思って下さい。
 動物のフケ、アカ、羽毛自身もアレルゲンになりますが、ダニの食糧ともなりダニが増え
 る原因です。
5)ジュータン、カーペット、敷物がある家もダニが多い家です。なるべく長居無用にしまし
 ょう。
6)長期間の外出・外泊の場合、出かける前から、医師に相談して指示を貰い予防を行
 ましょう。

以上、
アレルギーシンポジウムの時に頂いた国立療養所南福岡病院の資料より


只今、工場が忙しくて、ちょっとサボっています。しばらくしたら、また書きます!

秋も深まり、朝晩は冷え込んできていますね。 ( 10 / 24 )
いかがお過ごしですか?

今回は・・・
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床の掃除について、です。
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1.ぞうきんがけ
 (1)まず、頻繁に取り替えられるよう、数多くの雑巾を用意してください。
 (2)洗濯機の脱水機でよくすすいでから、脱水してください。
 (3)畳や床を、目に沿って、隅から隅まで、よく拭いてください。
 (4)雑巾がけは、患者さんでもやれます。セントラルクリーナーで吸い取ってから行うと
   より有効でしょう。
    毎日行うと、環境整備のコツが分り治療の生活に役立ちます
    (化学雑巾は、畳、床の汚れは取れませんので、ダニ減らし、フンを拭き取りること
    は出来ません。それゆえ、喘息予防の掃除には不十分な方法です。)

2.電気掃除機
 一般的に使われている掃除機は、空気と一緒にホコリを吸い込み、フィルターでろ過し、
 機内にホコリを貯え、空気だけ排出するようになっています。
 最近の紙パック式のモノはかなり小さなホコリまで捕集できるようになっていますが、
 必ず、1回1回フィルターは交換してください。
 高価な掃除機は必要ありません。

3.最も理想的な方法  ・・・セントラルクリーナー・・・
 掃除機の本体は屋外に置き、それに接続する管を床下に配管しておきます。掃除を
 する時、ホースを差し込んで行う掃除機です。
 排気は、全て屋外に排出するため理想的です。

4.掃除中、および掃除の後は換気をよくしておいて下さい。

5.大掃除のポイント
 (1)床下
  湿気が多く、カビていませんか。
  もしそうなら、床下に防湿シートを張り、コンクリートをながして下さい。また、通風口を
  設け、風通しをよくしましょう。
  家の周りの排水をよくする工夫をして下さい。

 (2)畳
  年に1度は裏、表に十分、陽と風をあてましょう。その上に、裏、表、ヘリをよく掃除しま
  しょう。
  よくたたき、掃き、電気掃除機をかけましょう。

 (3)ホコリがたまるのは、家具の周りです。家具を整理し、出来るだけ納戸をつくり、
  人間のいる部屋から家具を少なくしましょう。

 (4)ぞいきんがけ
  大掃除が終わったら、クリーナーをかけ、さらに雑巾がけをして下さい。

 (5)患者さんへの注意
  ・大掃除の時はホコリがたくさん出てダニ抗原を吸いやすくなるので、全てが終わる
   まで、何処か別の所へ行く。
  ・どうしてもしなければならない時は、大掃除の数日前から、インタールかステロイド
   吸入を十分にする。そして掃除中は防塵マスク(花粉マスク)をする。
  ・学童の場合は、学校での掃除は屋外の掃除係にしてもらう。

 (6)空気中の抗原の除去
  空気清浄機を取り付け、使用します。フィルターの掃除と定期的な取替えを忘れない
  ようにして下さい。イオン式は効果が薄く、ファン・フィルター式が有用です。

以上、
アレルギーシンポジウムの時に頂いた国立療養所南福岡病院の資料より

次回は、「入浴、よその家でアレルギー症状を起こさないために」です。


いよいよ夏休みも終わり、本格的な秋に向けて季節は移りますね。   ( 9 / 1 )
私は秋(特に、この時期)が1番好きです。
食欲の秋!スポーツの秋!いろいろありますが、私の好きな理由は、昼間は、泳げるくらい暑く、夕方から夜にかけては、ひんやりした涼しい風が心地よく吹いて来て気持ちいいからです。

前置きは、これくらいにして今回は予告どおり・・・
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 ダニの多い部屋
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ある研究報告によると、単位面積あたりのダニは次のようです。

畳の上にじゅうたんを敷いた床‥‥……700匹(1uあたり)
じゅうたんを敷き詰めた床  ‥‥……500匹(1uあたり)
掃除のわるいタタミ     ‥‥……500匹(1uあたり)
コンクリートの上に直接敷いた畳床……300匹(1uあたり)
よく掃除した板の間     ‥‥…… 10匹(1uあたり)

このような成績から考えると、板の間、リノリウム、クッションフロア―などの、掃除のしやすい床にすると、ダニが少なくなります。
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ダニを少なくする部屋の構造
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 1.じゅうたん、カーペットを敷かない
 2.掃除のしやすい板の間、リノリウム、クッションフロア―にする。
 3.家具を少なくし掃除しやすくする(家具は、作り付けにしてデコボコをなくす、家具は
   納戸に集め、人のいる部屋に置かない)
 4.本棚、飾り棚には、ガラス戸をつける
 5.棚、額は外す
 6.カーテンは、平織、プリントなどの洗濯しやすい生地のモノにし、2週に1度は洗う
 7.照明器具は、天井に直接つける。ぞうきんがけしやすいよう単純な形の笠にする
   (半球状のガラスセード)
 8.出っ張り副木でなく、下がり副木にする。出来れば、さらに下端はアームをつけ角を
   なくす
 9.動物を室内で飼育しない
10.通風の良い部屋になるよう、窓を考える
11.出来ればセントラルクリーナーをつける
12.暖房は非換気型の石油ストーブ、ガスストーブは使わないよう
   にする
13.空気清浄機(ファン・フィルター型)をつける

以上、
アレルギーシンポジウムの時に頂いた国立療養所南福岡病院の資料より



暦の上では立秋も過ぎ秋です。?                 ( 8 / 10 )
でも、まだまだ暑いですよね。
残暑ということになるのでしょうけれど・・・

お盆の帰省ラッシュも始まり、お盆ウィークに入りますが、どう過ごされますか?
里帰りされる方、行楽にいかれる方、お仕事の方、ボーっと過ごそうとお考えの方、高校野球に熱中される方・・・いろいろでしょうが、お盆が過ぎると季節が進むのは、あっという間ですね。

さて、今回は、予告どおり、
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  ふとんの手入れ
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1.十分に乾燥して下さい
  高熱と通風で、ふとんを乾燥させるフトン乾燥車で行うのが理想的です。ダニが完全に
  死滅します。家庭用の布団乾燥機は、殺ダニ、フンの乾燥には不十分ですが、頻繁に
  使えば有効です。

2.掃除機をかける
  乾燥しただけでは、ダニの死体やフンは、そのままフトンの中に止まっています。そん
  なふとんに寝ると、かえってぜんそくが起きやすくなることもあります。電気掃除機でし
  っかりと表、裏から吸い取って下さい。省エネできるふとん用のノズルも発売されてい
  ます。

○寝具の洗濯
 1.こまめに洗濯する寝具は次のモノです。
 枕用タオルケット、枕カバー、ふとんカバー、毛布代わりのタオルケット、シーツ、パジャ
 マ、ねまき

 2.洗濯機
 イ)洗濯して、よくゆすいで下さい。
 ロ)時々洗濯の前に、殺菌操作をしましょう。ハイター、サラシ粉などをつけて、殺菌操作
  をすると、ダニの食糧となるカビ、雑菌も減少し、また、ダニの幼虫や、卵も死滅して、
  ダニ発作の予防になります。
 ハ)糊付けはやめましょう
  ホコリのもとになり、また、カビや細菌の生える培地になります。

○ベット
 次のようなことから病院で使っているような足の長いベットが良いでしょう。
1.床のホコリのたまり具合が良く見える
2.掃除がしやすい
3.床から舞い上がるダニ、ホコリから遠い

 二段ベットは、ホコリがたまりやすく、特に下段の人はホコリを吸いやすいのでいけません。足の長い複雑な飾りの多いベットも、ホコリがたまりやすく、掃除がしにくいのでいけません。たとえキャスターがついていても、重いため、つい動かさず、掃除をしなくなるのが常です。

以上、
アレルギーシンポジウムの時に頂いた国立療養所南福岡病院の資料より

次回は、「ダニの多い部屋・ダニを少なくする部屋の構造」です。


早いモノで、もう8月!お盆も近づいてきました。       ( 8 / 4 )
お盆と言えば、帰省ラッシュ!

日本国中、大変ですが、親元に顔を見せる事は大事なことですね。
そこで、毎年聞く話しとして、次のようなことがあります。

ご実家で、久しぶりに見る子供や孫の為に、押入れの客布団を日干しして待っておられます。ところが、年に何回しか使わないふとんは、ダニハウスダストやカビが、たくさん!

ちょっと、天日干しても間に合いません。そこに、アレルギーに敏感な方が寝ると・・・

もう、お分かりですよね。

さて、今回は予告どおり、
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 寝具からダニ抗原を減らす
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1.まくら
  タオルケットをまるめ、木綿の枕カバーをかける。パイプ枕を使用する場合も、時々洗
  う。(洗える枕をお持ちの方も、時々洗う)

2.ふとん
  週に1度は、十分に陽に干し、隅から隅までたたきながら、出てくるホコリをすべて電
  気掃除機で吸い取るのが理想です。しかし、労力のわりにダニは減りませんし、ダニ
  のフンは残ってしまいます。
  フトンわたを新しくするのが一番で、買い替えの時はなるべく薄い布団にします(洗え
  るため)。それが無理なら、布団の丸洗いをします。
  これにもいろいろな方法があって、表面だけを洗う方法は駄目で、水をフトンわたの
  中まで浸透させる方法が効果的です。

3.毛布 
  使用する場合は木綿のカバーをつけるか、なるべく使わないようにし、厚地の大きなタ
  オルケットを代わりに用います。これなら、頻繁に洗濯できます。
  寝具は乾燥した、通気性のよい押入れに収納するか、ベットの上に敷いておきます。
  押入れは下にすのこを敷きます。

4.動物
  犬、猫、小鳥、ハムスター、モルモットなどの毛のある動物は、室内では飼わないよう
  にします。ダニの食糧を減らす為にも必要です。

以上、
アレルギーシンポジウムの時に頂いた国立療養所南福岡病院の資料より

次回は、「ふとんの手入れ」です。


毎日暑いですねえー。                          ( 7 / 28 )
夏バテしていませんか?

梅雨が明けて、急に日差しが強くなリ、身体が暑さに慣れていないこの時期、疲れが出ますよね。
若々しく、この暑さを楽しむようにスポーツなどで汗を流したいものです。

さて、今回は予告どおり・・・
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 「ダニの除去」について
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 ダニアレルゲンを減少させる為には、寝具や住居にチリダニが住みづらくするだけでは不十分です。
 ダニを殺しても、その残骸が残っていると、それが崩れて細かな粉として飛散し、同じようにアレルギーが起きます。

 ダニアレルギーを起こさないためには、
1.ダニが生息、繁殖できないようにすること
2.ダニの死骸を取り除くこと
3.ダニのフンを取り除くこと
などに心がける必要があります。

○ダニの好きな環境
次の四つの条件がそろうと、ダニはたくさん増殖します。
1.食糧 −動物のフケ、アカ、羽毛、細菌
2.住居 −わたボコリ、綿
3.温度 −22〜25℃以上
4.湿度 −80%付近(60%以上)

 ダニは、卵→幼虫→第一変態→第2変態→成虫、となっていきます。
その各期は1週間で、条件がそろうと、4週間で親になり、産卵するようになります。ですから、4週間以内にダニを撲滅するような操作を繰り返すことが必要です。

 そこで、ダニが生育しにくいよう、上の条件を避けて、2週に1度以上きれいにするようにすれば、ダニのライフサイクルが切れることになります。
ダニを殺す薬品はたくさんありますが有効性の証明も十分ではなく、環境汚染や長期毒性の面から考えると人間の住居に用いたくありません。

 やはり、基本的に清掃や物理的条件の調節で減らすことです。

以上、
アレルギーシンポジウムの時に頂いた国立療養所南福岡病院の資料より

次回は、「寝具からダニ抗原を減らす」です。



ワールドカップも終わり、ちょっぴり寂しいような気もしますが、      ( 7 / 1 )
現実の生活にも、あのような興奮を期待しようと前向きに考えている私です。
さて、今回は予告どおり・・・
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 屋内塵(ハウスダスト)とダニ物質
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 子供のぜんそくの70%〜90%は屋内塵(ハウスダスト)が関係しています。成人でも30%〜50%です。そして、この屋内塵がぜんそくを起こすのは、その中のダニが主な原因ということがわかっています。アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎もダニが悪さをしています。そこで、ここでは、ダニアレルゲンを取り除く方法を中心に述べます。

 カビアレルギーの場合も、ほとんど同じ方法で対処できます。
キヌ、ソバガラなどのアレルゲンは、それら取り除けばいいのですから、もっと簡単です。
 アレルギーの原因となるダニは、人を刺して血を吸うダニではありません。チリダニ(コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ)などと呼ばれているダニで、わたボコリ、ワラ、ジュータンの中などに住んでいて、動物のフケ、アカ、羽毛などを食糧としているダニです。

 ダニが最もたくさんいる順に、私たちの生活環境を書きますと、次のようになります。

1.寝具(ふとん、枕、毛布)
2.寝室
3.居間、茶の間

 同じ家でも、ダニがたくさん繁殖し、元気よく食物を食べ、フンをたくさん排泄する時期は、アレルギーの人は悪化します。チリダニの成虫は300ミクロン、つまり3分の1ミリくらいの大きさで、空中に浮遊することはありません。
 
 ところが、ダニのフンの塊は、成虫のフンで10ミクロン、幼虫で0.1ミクロンです。乾燥して、つぶれて、粉末状になったフンは、さらに細かくなります。したがって、ダニアレルギーの予防には、このような細かいダニのフンや死骸の粉が、空中に漂うのを防止することです。

以上、
アレルギーシンポジウムの時に頂いた国立療養所南福岡病院の資料より

次回は、「ダニの除去」についてです。




日本国中、梅雨真っ只中!雨降っています?       ( 6/25 )
福岡は、ここ数日雨模様ですが、あまり雨は多くありません。
それでも、梅雨入りしてからは、空は梅雨らしい雲が鬱陶しくあります。

この時期は、ジメジメして、生ぬるい空気が漂っていますよね。
アレルギーの方はには大敵のカビやダニのことが気になります。

この時期をどうやって過ごすかが問題ですね。
そこで、基本に戻って今回は、家塵(ハウスダスト)について、いい資料
がありますので紹介します。

○家塵(ハウスダスト)

 ハウスダストは喘息をはじめとするアレルギーの病気の原因(抗原:
アレルゲン)としてもっとも重要なもので、家のほこりの中には目に見え
ない無数のダニをはじめ、昆虫、カビ、細菌等が含まれています。その
中でも主な抗原(アレルゲン)の家のダニ(コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウ
ヒダニなど)の大きさは0.3〜0.5ミリメートル程度です。

 アレルギー症状を、その時々に薬で鎮めることは必要です。しかし、
もっと積極的に、アレルギーを起こさないように予防する必要があります。

 現在のところ、アレルギー症状を予防する方法は大きく分けて三つの
方法があります。

 第一は、アレルギーの(予防薬・維持約)による予防です。幸いにも、
アレルギーの予防に効果的な良い薬が次々と作られてきました。インタール、
吸入用ステロイド薬、経口抗アレルギー薬、ベータ刺激薬、テオフィリン
などがそれです。正しく用いていれば、きっとアレルギー症状を軽減し、
予防してくれることでしょう。しかし、残念ながらこれらの薬は症状発現
を予防するだけで、根治してくれる薬ではありません。用いている間だけ
の予防効果なのです。
 したがって、当面の症状をこれらの薬で予防しながら、別の方法で根本
的治療をする必要があります。

 第二の方法は、減感作療法です。(略)

 第三は、アレルギーの原因となるアレルゲンを、身のまわりから取り
のぞく環境改善ですが、これがきわめて大切になります。

以上、
アレルギーシンポジウムの時に頂いた国立療養所南福岡病院の資料より

ということで、私(若大将)がお役に立ちたいのは、この第三の方法です。

次回は、ハウスダストとダニ物質についてです。


福岡は、毎日暑い日が続いていますが、そちらはいかがですか?  ( 6/9 )
今年は、入梅が遅くなっているものの、もう秒読み段階のようです。
そこで、心配なのが、ダニとカビ!ですね。

◎ダニは、今からの季節が大好きです。

ご案内のとおり、ダニは、暖かい空気と湿気が大好きで、今からの季節、
どんどん繁殖します。当然、アレルゲンとなるダニも増えるわけで、
何とか、この繁殖を出来るだけ抑える必要があります。

その為には、まず、ふとんを日干しして干しあがったら掃除機でホコリを
吸い取る。
(入梅する前に押入れのふとんを全て日干ししてください。)
もちろん押入れも、この際掃除しておきましょう。

次に、部屋の掃除をしっかりやり、家具の上などのホコリも拭き取って
おきましょう。

また、カーテンなども、出来るだけ洗濯しておきましょう。
(特に、レースカーテンは、簡単に洗えますので是非洗ってください。)
ドレープカーテン(厚地の物)は、あまり頻繁に洗うと痛みが激しくなり、
洗濯も大変なので、掃除機で出来るだけホコリを吸い取っておきましょう。

カーテンレールの上などは、特にホコリが溜まっていますので拭き取っ
ておきましょう。

とにかく、家中のホコリは出来るだけ排除しておきましょう。
そうすることが、ダニの繁殖を抑えてくれます。

※この場合、掃除機は、排気口に空気清浄機能が付いているものや、
排気が出ないタイプを使わないとホコリを家中にまき散らす結果になり
逆効果になる可能性がありますので注意してください。

◎カビはアレルギーには大敵です。

まず、エアコンのフィルターを掃除しましょう。
出来れば、専門業者に依頼されることをお薦めします。掃除したつもり
でも、専門家がクリーニングするとまだまだ汚れ(カビ類)がビックリする
ほど残っているものです。

次に、よくやられていることですが、雨模様だからといって洗濯物は
部屋の中には干さないようにしましょう。
(どうしても、仕方が無い時は、除湿機かエアコンの除湿機能を必ず
使いましょう。

その他、カビに関しては、下のサイトに充実した情報がありますので
参考にしてください。
http://www.kabikyo.gr.jp/top.html
(先日、ラジオでこのサイトの紹介がありましたのでお薦めします。)

とにかく、入梅前の貴重なお天気を活用しましょう!




こんにちわ。                    ( 5/17 )
入梅も秒読み段階になりましたね。
鬱陶しい季節になりますが、ダニにとっては嬉しい季節でしょう!

そこで、ダニのお話をチョコっと!

ダニを退治する商品の宣伝が多くなる時期ですが、中には、
「アレルギーを誘発するダニを殺虫剤でやっつけます」というものが
あります。

一見良さそうですが、その後の説明が抜けているように思います。

それは・・・

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アレルギーを誘発するダニは、人を刺すダニではないということ
************************************************************
○もちろん、アレルギーを誘発するコナヒョウヒダニなども退治でき
 ますが、ダニが死滅したから安心ということは全くないですよね。

 何故なら、ダニは、そのフンや、死骸、また、それが乾燥して粉状
になっても、アレルギーを誘発するからです。

 ですから、そういう殺虫剤を使用した後は、必ず掃除機で部屋を
掃除する必要があります。もちろん、掃除機の排気口に空気清浄機能
が付いているものや、排気が屋外に出るものでなければ意味がないこと
はご存知の通りです。

 普通の掃除機では、ダニの死骸を部屋中にばら撒いているのと同じ
ですからね。また、この時期、部屋中に微量でもカビがはびこっている
為、カビまで、部屋にばら撒くことになります。

************************************************************
殺虫剤は、アトピー肌には悪いということ
************************************************************
○このような殺虫剤がかかったところに肌が触れると、アトピーの
 方には良くないということは言うまでもありません。

 ですから、必ず拭き掃除も必要になってきます。

 たいへんでしょうが、大事な事です。

以上、最近、安易に「ダニを退治してアレルギーを防止しましょう」
という宣伝が目立つ物ですから、ちょっと気になった若大将でした。





こんにちわ。           (4/26)
桜もすっかり散ってしまい暖かい(少し暑い)日が多くなりましたね。
おっと、これは、福岡の話ですが・・・
しかし、北国以外は、同じようなモノではないでしょうか?

今年は、例年よりも暖かくなるのが早くないですか?
やはり、地球環境が変わってきているんですかねえ。

こちらでは、最近雨が多くて、まるで梅雨みたいです。
生暖かい、ベターっとした空気が漂っています。

この時期になると、「ダニ」が気になってきますね。
出来るだけ今の内に布団を日干してあげてください。
布団にとって日干が1番の薬です。
そのあと掃除機をかけるのを忘れずに!

羽毛ふとん(あまりアレルギーには、いい布団とはいえませんが)
などは、日陰干ししか出来ないと思われている方もいますが、
カバーを掛けたまま短時間で日干してください。

さて、今回のメルマガは、喘息の発作について(その2)資料を
基に書きます。

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スプレー式吸入剤の過度の使用は危険!
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注意!気管支喘息に対する安易なベータ刺激薬のスプレー式
吸入剤(MDI)の過度の使用は、あなたの体に悪い影響を与える
ことになります。

#喘息に対するMDI使用は、一時的にあなたを楽にします。
吸えば、喘息発作が止まるかもしれません。喘息発作が繰り返し
ていても、数回の吸入で、あなたは良くなっていると思うかもしれま
せん。
 
 しかし気道は、さらに腫れてきています。そうこうしている内に、
死に至るほどの非常に悪い喘息発作になる危険があるのです。

○もし、喘息を止めるために一日に何度もMDIを使用していると
すると、喘息に対する予防的治療を開始するか、さらに強化する
ことが必要な時なのです。
 そうすれば、ベータ刺激薬の吸入回数が減ってきます。

○喘息を止めるために一日に4回以上MDIを使用しているなら、
なるべく早く医師を受診しなければなりません。

※これは、先日、北九州市で行われた「アレルギーシンポジウム」の
会場で、国立療養所 南福岡病院版の小冊子から抜粋したものです。

前回のメルマガで、

#即効性のある発作止めの喘息薬を吸入しましょう。
・ベータ刺激薬のスプレー式吸入剤(MDI)
(ただし、使い過ぎは危険!)

と書いていましたよね。
これは、決して矛盾することではなく、使い過ぎはいけませんよという
意味で、医師の指示通りに正しく使えば有効な物です。

私の息子の場合は、1日に2回までと指示されていました。

いずれにしろ、あなたは、ここまで深刻な症状でないとは思いますが、
知識として知っておくことは無駄ではないと思います。

以上、参考になれば幸いです。




もうすっかり春本番といった感じですね。(3/22)
今年は、花見に出かけられますか?
私は、毎年、花見と称した宴会はやりますが、ここ数年は、本物の
桜の下で花見をしていません。
今年は、実現させようと計画中です。

さて、今回のメルマガは、喘息の発作について資料を基に書きます。
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喘息発作が起こったら、吸入しましょう。
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#喘息発作の始まるサインを知っておきましょう。
・咳 ・喘鳴 ・息苦しさ ・眠れない ・横になれない

#発作を起こすものからは離れましょう。
・動物など

#即効性のある発作止めの喘息薬を吸入しましょう。
・ベータ刺激薬のスプレー式吸入剤(MDI)
(ただし、使い過ぎは危険!)

#しばらく安静にして呼吸がよくなるのを確かめましょう。

#吸入で一旦良くなっても、スッキリしなければ、早めに受診しましょう。

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良くならない時は、救急外来を受診しましょう。
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#以下に示す危険な症状がみられたら、受診しましょう。
・吸入薬が全く効かないか、または効果があっても2〜3時間以内に又、
 苦しくなる。

・話すのが苦しい。

・唇や爪の色が白っぽかったり、青〜紫色になる。

・息を吸う時に、小鼻が開く。

・息を吸う時、肋骨の間や胸骨の上が陥没する。

・脈拍が非常に速い。

・歩けない。

・横になれない。

・意識がはっきりしない。(ぼーっとしている)

・興奮する、暴れる。

以上、参考にしてください。

※これは、先日、北九州市で行われた「アレルギーシンポジウム」の
会場で、国立療養所 南福岡病院版の小冊子から抜粋したものです。




毎日寒いですね。             (1/25)
いかがお過ごしですか?

1月も、まもなく終わりますね。
本当に月日の流れるのは早い!ですよね。
風邪など惹かれていませんでしょうか?

あっ、そうそう2月1日には、HPをリニュアルしますので是非チェックして
下さいね。

さて、今回は・・・

 第8回アレルギー週間シンポジウムが、北九州市で開催されます。
昨年も参加しましたが、今年も行ってきます。
http://www.suzaki-futon.com/simpo.htm

日時は、2月3日(日曜日)13時からです。
場所は、北九州市総合保健福祉センターです。

お近くの方は、自由参加ですのでお早めに会場に行って下さい。
一流の先生(医師)がパネラーで出席されますよ。

そこで、遠方で参加できない方のために、私が代わりに質問しますので、
聞きたいことがあれば、掲示板に書き込んで下さい。
回答は、掲示板でお知らせします。

日頃、思っている疑問など、どしどしお寄せ下さい。
恥ずかしがらなくてもいいですよ。

会場で質問するのは私ですから!


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